外国為替取引は直物(スポット)取引

自分で決めるレバレッジ  必要な証拠金(保証金)額は業者によって異なるため、レバレッジも当然異なります。ただし、業者ごとに設定されているレバレッジは、取引することができる「最大レバレッジ」であって、高いレバレッジ(50〜400倍)が設定されていても、限度一杯まで取引しなければいけないということは全くありません。実際の取引額と証拠金(保証金)額の比率(実レバレッジ)は、証拠金として入金しておく額を大きくすることにより、自由に調節することができます。外貨預金並みのリスクにしたければ、実レバレッジを2倍程度にすれば、まず、ロスカットになることはないでしょう。ノンビリと取引を楽しみたいなら5〜10倍程度、アクティブに取引するなら20〜50倍程度、デイトレード・スカルピングなら100〜200倍程度で取引するといいのでないでしょうか? FX  ただし、実レバレッジを高くするとちょっとした相場変動で自動ロスカットとなり、すべてのポジションが強制的に閉じられてしまう(思わぬ損失を被る)ことになりますから、その前にストップ注文で損切りできるようにしておく必要があります。 外貨預金の場合 1万通貨単位の米ドルと豪ドルを外貨定期預金に預けてみます。某都市銀行の場合、TTS(対顧客電信売=外貨購入・預入レート)とTTB(対顧客電信買=外貨売却・払出レート)の差は、米ドル2円、豪ドル4円になります。簡単にするため、仲値を1米ドル100円、1豪ドル80円とします。TTSは1米ドル101.00円、1豪ドル82.00円となりますので、1万通貨単位預金するには、米ドルで1,010,000円、豪ドルで820,000円が必要です。 外国為替証拠金取引の場合 一方、FX外国為替証拠金取引の場合、業者の示す売買の価格差(スプレッド)は1通貨単位につき通常5〜10銭です(業者や通貨によって異なります)。ここでは簡単のため、1米ドル100.00-05円、つまりBid(買い,TTBに相当)100.00、Ask(売り,TTSに相当)100.05とします。また、1豪ドルでは80.00-80.05円とします。1万米ドル、1万豪ドルを買う場合、Askのレートが適用され、1,000,500円、800,500円になります。ただし、外国為替証拠金取引の場合、全額を入金するのではなく、5〜10%程度の証拠金を入金します。業者によって証拠金の金額は異なります。ここでは、1万米ドルに対して100,000円、1万豪ドルに対して80,000円とします。このほか、手数料がかかります。業者、取引方法、取引単位により手数料は変わりますが、ここでは1通貨単位につき片道(売買の一方)10銭とします。1万通貨単位では1,000円です。 為替リスクは、実際に売買する外貨の額に比例しますから、この点は外貨預金と同じです。ただし、外国為替証拠金取引(FX)の場合は、実際に売買する外貨の10分の1以下の証拠金で取り引きできますから、見かけの(投入資金に対する)リターンもリスクも大きくなります。日経225ミニ 一方、株式などでは、市場に出回っている量に限りがあるため、価格が暴騰・暴落した時に、買いたくても買えない、売りたくても売れない状態になります。これを流動性リスクと言います。これに対し、為替の場合、メジャー通貨ならば市場に十分な量が出回っていますから、暴騰・暴落はあっても、買えない・売れない状態になることはありません。なお、マイナー通貨の場合は流動性リスクが問題となることがあります。